無名橋

 笠木町と福田町と南一色町の接する辺、杭瀬川に架かる小さな橋です。西側に渡りきっても何もありません。この先の土地、元は農地で、所有者が専用に使っていたのかな、などと推測します。この周辺、護岸工事が始まっていて、無くなるかも知れず、形を変えて残るかも知れず。

 昔から大垣で水害というと、この界隈に必ず被害がでます。先の大雨で、行政もようやく治水の対策に出たのでしょうか。少し北に水門があって、少年時代、水門脇に繋留された半ば朽ちた木船で遊んでいたとき、仲間の一人が川に落ちました。水量の多い時分で、忽ち小さな渦に流され水門の支柱付近でようやく止まりました。暗緑色の川水から生白い顔だけ出して、「誰が押した」と激昂する友人を見て、爆笑していた僕たちですが、今にして思えば、大変危険な状態でした。少年という生き物は、なぜこんなに馬鹿なんでしょうか。

OICS

OICS & BLOG"Ogaki-city Minority Report"

0コメント

  • 1000 / 1000