2012.08.28 09:29菱田 海鷗居跡<菱田 海鷗居跡> 大垣市指定史跡 「この地は、明治維新の際に大垣藩老小原鉄心と共に勤王か佐幕かで紛糾する藩論を勤王に統一した菱田海鷗の邸宅跡で、かつては高欄を廻らした高殿や蓮池を配置した風流の意匠を凝らしたものであった。慶応4年(1868)鳥羽伏見の戦いにおいて、鉄心の子兵部が幕軍に属したため、海鷗は鉄心の命により兵部の順逆を諭しに行く...
2012.08.27 01:30奥の細道結びの地<住吉燈台> 岐阜県指定史跡<船町港跡>大垣市指定史跡 「船町港は、江戸時代から明治時代にかけて大垣城下と伊勢を結ぶ運河「水門川」の河港で、物資の集積と人の往来の中心であった。明治16年(1883)には、大垣―桑名間に蒸気船が就航したが、昭和期に入ると鉄道の発達に伴い衰退した。住吉燈台は、元禄年間(1688~1704)前後に港の標識と夜間...
2012.08.13 08:11船町道標<船町道標> 大垣市指定重要有形民俗文化財 「この道標は高さ約2mの円柱状の石製で、文政年間(1818~1830)に大垣城下京口御門(西総門)の南、美濃路沿いに建立された。その標面には「左 江戸道」・「右 京みち」の道案内、そして上部には旅人の道中の安全を願い梵字が深く刻まれている。先の大戦で被害を受け、路傍に横たわっていたが修復され、往...
2012.08.05 02:21受円寺表門<受円寺表門> 大垣市指定重要文化財 「受円寺は、弘仁6年(815)伝教大師最澄の創建と伝えられ、堂塔伽藍を配したが、織田信長によってことごとく焼かれ、この表門のみ火災をまぬがれた。表門は木造本瓦葺の四足門で礎盤を刻んだ柱は大斗肘木で桁を支え、反りの強い虹梁に唐草を彫り込んだ簡素な組み立てになっており、室町時代初期の建築様式をよく伝えてい...