サンセンホテル大垣跡

<サンセンホテル大垣跡>

 売物件です。価格は6000万円。老人福祉事業の会社に紹介したら「高階層建物は不可」と言われてしまいました。そうりゃそうだろうという話。恥ずかしい失敗です。有料老人ホームにすればカッコイイと思ったのですが。

 こんな感じのホテルは大垣駅周辺に沢山ありすぎで、駅から少し離れたこの場所での運営は、ホテルとしては難しいのかもしれません。6000万円は高いように感じますが、大垣駅北側のオーミケンシ跡に新しく分譲される住宅の価格は、土地の購入価格やパナホーム・積水ハウスのハイグレードモデルということを勘案すると5000万円弱のクラスになりそうです。そう考えればこのホテル安いのかも。

 5000万円。その価値はどの程度のものなのでしょうか。例えば、僕の好きな古銭に置き換えると、江戸時代の天正長大判か元禄大判金なら上品1枚の売買価格でしかありません。太閤円歩金なら10粒程度。これは比較する価値のすり換えですが、ものの価値とはよく判らないものです。ちなみに明治以降の貨幣で最高額は旧20円金貨。明治10年発行はたしか29枚しかなくて、完全未使用品なら2500万円です。比較的身近な物なら、一厘銅銭の明治13年版。これも完全未使用で150万円。懐かしいギザあり10円(明治26~33年)はというと、発行枚数の少ない年で完全未使用品なら最高でも6万円。

 あなたの家に古銭があるなら、人助けだと思って、僕にください。

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