オーミケンシ工場跡

<オーミケンシ大垣工場>

 大垣駅すぐ北にあるオーミケンシの建物のひとつです。今は使用されていません。アンテナあり、煙突あり、直接2階への階段と入口もあり、用途の知れない不思議な構造の建造物です。廃墟マニアの私としては是非内部を拝観したいもの。

 オーミケンシ大垣工場。昔は広さも知れないほどの広大な土地を高い塀で囲繞し、子供のころの僕にとって「怖い」工場でした。現在は敷地の約半分が、大垣駅から陸橋で直結するショッピングモールの<アクアウォーク>と、徳洲会病院に変わっています。風の噂では残りの土地も売却して大垣から撤退したい意向だとか。本当に撤退という話になれば、岐阜パルコ撤退以上に辛く悲しい事件となるでしょう。大垣市民としては断固反対、強く残留を希望します。とはいうものの、事実上操業停止の状態で復活はまずありません。

 近江絹糸といえば、若いころ「近江絹糸争議」なる本を読んだことがあります。渡辺兼主演の映画「沈まぬ太陽」を彷彿とさせる内容だったと記憶しています。娘時分にこのオーミケンシ大垣工場で働いていたという同僚の祖母曰く、過酷な労働条件も昔は当たり前だったとか。今は週休二日制、残業禁止、福利厚生充実が当たり前。何が良くなって、何が悪くなったのか。

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