水嶺湖
上石津町にあるダム湖です。ここが大垣市と言われても不思議な気がします。ほぼ三重との県境で、水源も三重で利用されているんだとか。野外ホールにスタジオなど音楽施設が充実し、レストランにレンタルコテージなどもあります。昔はカヌーに乗れたそうですけど、らしきものは見当たりません。湖畔を巡る遊歩道も封鎖されていました。梅雨の間の僅かな晴れ空で、振り返ると暗鬱な雨雲がこちらを見下ろしています。平日の夕刻ということもあり、人はまばらです。犬の散歩をするご婦人。年配のカップル。結婚式の帰りと思われる一団。湖畔の空き地には古い花火のゴミが残っていました。以上です。施設のすべてが廃墟なら素晴らしい場所なのですが。たぶんもう来ないかも。
「今日の廃墟」
上掲は帰りに寄った垂井町の「郷邸」です。少し前までは高級レストランでした。いつの間にか閉店されてます。廃墟という表現は不適当です。誰も住んでいないまさに豪邸です。さすがにここには不法侵入する強者もいないようで。郷鉄鋼の廃業を巡ってはニュースにもなり、噂には尾ひれが附いて近隣の若者を怖気づかせていることでしょう。勿論僕も写真が精いっぱい。
それにしても。こういった礼賛はご注意を受けるのですけれど、頭脳明晰のオフェンダーには憧れてしまいます。「Escape from Alcatraz」のイーストウッド、「Desperate Measures」のキートン、「Traffic」のデルトロ、「Assault On Precinct 13」のローレンス。彼らの演じる悪党のカッコよさといったら。我国にも彼らに似た強者がいるようです。
それにひきかえ、僕の頭の悪さときたら。先ごろの民法改正で脳が破裂しそうです。所有者不明地の売却制度は分かります。法定相続分を超える土地等の権利の保護には登記が必要というのも判りました。人的補償の極度額設定はいいとして、不動産の瑕疵担保責任が「不適合責任」に変わるとはどういうことなのでしょうか。その他にも不動産の売買や賃貸に関わる重要な条項に変更があり、法施行日もばらばらで、今まで使用してきた契約書などは一から見直ししなければなりません。
僕の頭脳では間違いなく、メモリの増設と古びた容量不足のHDをSSD に換装しなければ、とても現代を生き抜いてゆくことなど不可能事です。
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