手作りお化け屋敷

上は関ケ原メナードランド跡、下は鍾乳洞入口付近の火薬庫跡の最新画像です。火薬庫が一か所だけ展示用に管理され、シャッターがついていました。それ以外は数年前に訪問した時と同じで、入りたければ自己責任でどうぞ、といった状況です。真夏の深夜には、今でも若者たちが訪れているのでしょうか。

ここに来て思い出されるのは、自作の仕掛けを事前に用意し、深夜に再訪して驚かした女性のことです。あの時、僕は本物の悲鳴を聞くことができました。所謂手作りのお化け屋敷です。怖がらせた女性には種明かしをしていませんから、リアルな恐怖体験として今でも記憶されていることでしょう。

この話には後日談があります。ごく親しい友人にだけ、この話をしたところ、そこから人づてに話が広まり、俺も俺も、ということで何件か恐怖トラップの依頼を受けました。一番大掛かりだったのは首吊り状態にした廃マネキンを林道の高い枝に吊り、車が通過する直前に横切らせるというものでした。予想に反して効果があったのは手製の人魂です。成功すれば効果絶大でも、仕掛けに面倒なのが、糸トラップです。扉を開けたり、何かを踏むと、離れた場所で物が落ちたり、倒れたりするあれです。コツは時間差です。仕掛けと発動までに時間差があればあるほど、怖くなります。事前潜伏という依頼もありましたが、さすがに断りました。

写真や映像の恐怖加工の相談もありましたが、当時はフィルムとテープが主流です。フェイクな撮影は簡単でも、撮影後の加工には専門的な技術と費用が必要で、僕のような素人には不可能でした。今ではすべてがデジタルになり映像加工用のソフトが簡単に手に入ります。TVで見かける素人作成の恐怖映像を観て、残念な気持ちになるのは僕だけなのでしょうか。

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