大垣の歩道橋 + 東尋坊の怖い話
上掲は神田町の2丁目あたり。珍しい、歩道橋のお色直しです。初めて見ました。昨今は「お年寄りには無用の長物」とかで、全国的に通学路等を除き撤去の方針だそうで。景観を損なうとの意見もあるそうですが、歩道橋も立派に景観のひとつ。むしろ重要なアクセントだと思うのですが。
そして上掲は久瀬川1丁目水神神社前の歩道橋跡です。去年の年末か今年の春先、寒い雨の夜、突貫工事であっという間に撤去されたとか。深夜のマラソンコースの一つにしていたのに。残念。
さて、何かよくわからない制限が解除され、他府県への移動も非難が少なくなったそうで。「走った分だけ」という自動車保険の更新日が近いのに、申請距離の半分も走っていません。そこで近々遠出でもしようかと。予定では福井県の東尋坊。過去に一度だけ滋賀のドラックストア勤務時代、深夜に一人で訪問したことがあります。そのときの恐怖体験をひとつ聞いてください。現地でもひと騒動あったのですが、長くなるので別の機会に。
東尋坊帰路のこと、彦根城付近の信号で黄色信号侵入を赤信号だという指摘で警察に止められました。僕的には完全な言いがかりです。そこで急停止していれば背後を走っていた車(実はパトカー)に追突される恐れがありました。さほどに車間距離を詰められていたのです。当時、本社大垣のドラッグストアとしては、滋賀県には進出したばかり。地元の警察とは揉めたくないとの考えから怒りを抑え、反論もしませんでした。この時、警官が変な事を言うのです。「隣に乗せているのは彼女かね」と。僕は大概一人です。このときも当然一人ですから、「誰も乗せていません」と答えると、警官は取り合わず、「いやいや。僕らずっと後ろから見てたから。女の子暴れてるみたいだったけど喧嘩でもした?」というのです。「いえ、本当に一人です。中を確認してください」と僕が言うと、怪訝な様子で警官が二人揃って車の中を見に行きました。助手席が空なのを見て、二人の警察官は無言で顔を見合わせていました。
警官でも見間違えることがあるのかと、この時の僕は呑気です。女子が暴れていたという話も、早朝に近い深夜で、強烈な睡魔から逃れるため僕は自分で自分の胸や腹を強く殴っていました。それが暴れているように見えたのだろうと。しかし、よく考えれば、そんなはずはないのです。プロの行政執行官が、そんな見間違えするはずありません。この話が本当に怖くなったのはずいぶんと後のこと、雑貨屋勤務時代にアルバイト学生が福井出身というので、東尋坊のことをあれこれ訊いていると、友達の友達がこんな体験をしたと話してくれました。男女四人、深夜に車で東尋坊にいった帰り、すれ違ったパトカーがUターンしてきて、止められたそうです。警官がいうには、「屋根に人を乗せて走ってはいかん」と。彼らはそんなことしていませんから否定しました。警察も屋根の様子を調べて彼らの言を信じます。去り際、警官は「東尋坊でも行ってきたのか」と尋ねます。若者らは「そうです」と答えると、「あんなとこ、遊び半分で行ってはいかん」と、そう言い残して警官は去っていったのだとか。この話を聞いて、僕は自分の過去の体験が蘇り、はじめて恐ろしくなりました。しかもこういった話、東尋坊あるあるだそうで。
<美人の幽霊~連れ帰る♪> あるある探検隊でした。
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