しんこうがばし

関市の板取川に架かる「しんこうがばし」から下流側を撮影。枝葉に隠れて見えないのですが、ここより少し下流に細い古い橋があり、夏になると若者が橋上より飛び込んでいた淵もあります。何か事故でもあったのか、今は鉄柵で閉ざされ、飛び込むことも出来ず、近づくことも難しい状況。それでも夏場の休日にこの辺りを通ると、大勢の観光客で賑わっています。

その昔、僕が友人たちと頻繁に訪れていたころは人も少なく、初夏の夜には蛍が舞い、街燈の下にはカブト虫やクワガタが転がっていたものです。今はどうなのでしょう。思えば、この地域の認知度アップの宣伝には随分と貢献したつもりでいるのですがー。誰にも称賛されないのはよいとして、もう遊びでは来ることもないという点がなんとも寂しいかぎり。もしかすると、これが最後かも、などと思いつつ写真に収めた次第です。

今日の廃墟。と、言っては語弊がありますが。上掲は平和堂イビプラザ。いつの間にか撤退されてました。滋賀に住んだこともある僕にとって、平和堂には思い入れもあり残念です。

大垣地場の大規模小売店といえばヤナゲンなのですが、最後の砦、駅前本店も今年の八月で廃業されるとか。西館はすでに取り壊され、マンションを建設中。寺内町のＶドラックも荒川町のスギ薬局も撤退。それに代わり、他府県から聞きなれないドラックストアの出店が目立ちます。などと地元企業を応援するかのようでいて、実はその聞きなれないドラッグストアのひとつ「コスモス」の愛用者です。何といっても地域最安。従業員の接客もまずまずの及第点。接客業に長く携わったせいで、スタッフの言動に少しでも気に入らないことがあると、二度とはその企業の店舗を利用しないという偏屈おやじ。それで何の不自由もないのですから、小売業にとっては厳しい世の中になりました。

栄枯盛衰。生者必滅。色即是空。そして塞翁が馬、ですな。