伊自良湖畔の廃墟

大垣市の隣の隣、山県市。伊自良湖畔の廃墟といえばこれです。廃墟マニアには有名な「伊自良湖青少年の家」。県の一般競売物件として公開されていました。価格は1520万円。個人的にはものすごく欲しい物件です。とはいえ、僕には金もなければ、活用の当てもありませぬ。そもそも補修費を考えると、この価格高過ぎでは、と思います。（元）旅館の跡継ぎに話してみたところで「場所がな～」という反応。それやそうでしょう。

伊自良湖の知名度、（僕の周りに限っては）高くありません。世間では連休に入っているというのに、貸しボートからワカサギ釣りをする客が5～6組程度。小さなステージがあり、レストランもあり、宿泊のできるコテージらしきものもあります。必要十分な施設があるにも関わらず、少し残念な様子。

上掲は新しくなった伊自良湖畔の公衆トイレです。行政も無策というわけではないようで、隣接して縁結び的な神社があるせいか、カップルを呼び込むためと思われるモニュメントがあったりします。

縁結びに永遠の愛。などとはなんとも滑稽な。そんな言葉を観るにつけ、僕に去来するのは虚しさしかありません。僕の周りを見る限り、上手くいっている夫婦などほぼ皆無です。愉しいのは最初の数か月。後は永い永い苦悩の日々があるばかり。離婚は離婚で大変で、失うのは慰謝料ばかりではなくー。また、その多くが人的喪失感に苛まれるようです。僕に言わせれば、西洋を真似た現在の夫婦の形式そのものが間違っていると思うのですが・・・・。

・・などと、愚にもつかぬことを書いてしまいました。申し訳ありません。

ともかく、僕の大好きな伊自良湖。人気のスポットになって欲しいような欲しくないようなー。