山の上の池 + 幽霊の寿命

昼飯町にある「山の上の池」。グーグルマップで見ると以前はレストランマークが付いていて、一体何があるのかと興味津々の場所でした。訪れてみれば、こんな釣台が整然と並ぶ変哲ない池でした。売店もなければ施設もなく、駐車場もありません。想像では、地元の人だけが知っている洒落たコテージ風のレストランがあって・・などと考えていましたが~。残念。他にはなんにもありません。

さて、上掲は見事にピンボケした深夜の南宮大社です。午前二時ぐらいですが、時節柄でしょうか、週末にも関わらず無人です。予定では南宮山ハイキングコースを登攀するつもりでした。巷の噂に、幽霊の寿命は400年ぐらいとかで、関ケ原古戦場周辺の落ち武者の霊が激減しているのだとか。そんな話を聞き、実際に検証してみようと思い立ち、夜の山道を歩きながら、バッテリーの切れるまで場所は無作為に写真を撮るつもりだったのです。ところが、この日はうっかりして皮のサンダル履き、しかも電池を交換したばかりなのにペンライトがチカチカと明滅を繰り返します。つまりは行くなということでしょう。この日はあっさり断念。出直します。

霊感ゼロな僕ですけれど、仕事柄、写真だけは写真家にも負けない枚数を撮っています。資料用の味気ない写真とはいえ、時に不可思議なものが映り込んだりします。見つけると条件反射で消してしまい、残ってはいないのですが。人には無宗教に近い伝統的仏教徒、などと能書きを垂れるのに、本当は極度に験を担ぐ小心者。不可思議な写真を保管したり、公開する度胸がないのです。



と、いうことで、この夜はこの一枚のみ。僕の「イチゴ狩り」的な落武者狩りは続きます。

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